推薦の言葉

私は数学で大事なことは、知識ではなく発想力と直感の「ひらめき」と、クリエイティブな「思考力」だと考えています。しかし、これまでの算数・数学でのテストは知識や技能に重点がおかれていましたから、子どもたちの発想力や思考力を伸ばすことは、簡単ではありませんでした。MASSEによって子どもたちの考える力が評価されるということは、その能力を伸ばすための指標ができたということになり、算数・数学教育にとっては、この上ないことだと考えています。

広中平祐(数学者・フィールズ賞受賞)


学習者も、指導者も、答えが正しかったかどうかという結果ばかりを求めがちです。しかし、算数・数学では結果ではなく過程が重要であること、そこにこそ醍醐味があることを、私は世界中で説き続けてきました。MASSEは過程を緻密に評価しますから、このテストを通じて世界中の子どもたちが、問題を解く過程のよさを感じて、過程を大事にする本当の算数・数学の力を身につけるようになると期待しています。

ピーター・フランクル(数学者)


これまで20年にわたって、子どもたちにスポーツだけでなく勉強でもヒーローになる機会を与えたいと、算数オリンピックを続けてきました。算数オリンピックというのは、その名の通り算数の腕に覚えがある子どもたちが集まりその実力を競いあいます。オリンピック種目のスポーツの練習も一昔前の精神論から脱却して、現代では科学的な分析に基づいたトレーニングを行っています。算数も同じように反復練習を脱却して、科学的に学習し、考える力を身につけるには、MASSEが不可欠だと確信しています。

若杉栄二(算数オリンピック委員会)